愛知県キャンプ協会|キャンプインストラクター&キャンプディレクター育成・資格認定、学びの場としてのキャンプの普及・提供

愛知県キャンプ協会

ご挨拶

愛知県キャンプ協会会長  武藤 正美

愛知県キャンプ協会設立40周年を迎えて
~コロナ禍で失われた「つながり」を求めて-

 愛知県キャンプ協会は、設立40周年を迎えることが出来ました。この記念すべき節目の年に、ご挨拶を申し述べる機会を得ましたことを大変光栄に存じます。本会が1983(昭和58)年の設立以来、今日まで活動を継続してこれましたことは、歴代会長はじめ役員の方々とそれを支えられた会員の皆様のご尽力によるものと心から御礼を申し上げます。

 さて、私は、元号が平成から令和に移行した年に、愛知県キャンプ協会会長に就任いたしました。折しもこの時期は、「多様化」に対して本会をどのように運営していくのかが大きな課題となっておりました。この背景には、会員のキャンプ経験や活動拠点、学生会員・社会人会員など会員の属性の多様化により、ニーズも多様化していると考えられます。今後、本会を運営していくにあたりこうした多様化に対して、本会はどうあるべきか、どのように活動を行うべきか、自己点検・評価を行うことは、会員のニーズを探るうえでも避けては通れないことです。また、会員数の減少は本会の財政に大きな影響を与えるとともに、若手会員の本会離れは、本会の運営面でも組織の硬直化を招く要因となるため、若手会員が活躍できる組織づくりが急務となります。 

 このような状況に鑑み、理事会では公益社団法人日本キャンプ協会が策定したビジョン2025を基に構成員全員で検討を重ねて、2022年から4年間の愛知県キャンプ協会の将来計画を『愛知県キャンプ協会戦略プラン2025』として取り纏め、会員の満足度を高め、資格取得者から信頼・選択される協会づくりを推進しております。戦略プラン2025の中では、団体会員との連携強化やユニバーサルキャンプフェスタに代わる事業してあいちキャンプフェスタの開催、そして、キャンプインストラクター養成講習会は、団体会員である豊田市総合野外センター共催事業として開催しております。このように人的資源の集中や団体会員との共催による事業実施は、これまで以上に参加者のニーズに対応した満足度の高いプログラムを提供することができ参加者数の増加にも繋がりました。加えて、財政面におきましても、経費の効率的な執行が図られております。現在、本会の目指すべき最終目標の達成に向けて、1年ごとにその成果を確認して推進しております。 

 ウィズコロナ、アフターコロナの時代においては、これまで以上に本会の存在意義を明確にし、自主性、自立性をもって会員と連携しながら県内における野外活動の健全な発展と普及に貢献していくことが重要と存じます。コロナ禍で失われた『つながり』の大切さを再認識し、今後は様々な手立てを講じて、会員の皆様とのつながりを目指していきたいと存じます。 

 会員の皆様におかれましては、引き続き愛知県キャンプ協会の活動に、お力添えをいただきますようお願いいたします。